女性の健康週間
女性の健康週間とは
女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援するものです。
国及び地方公共団体等では、女性が自らの健康に目を向け、自らが健康づくりを実践できるよう支援する、女性の健康づくりに取り組んでいます。
期間
毎年3月1日~8日までで
(3月8日は国際女性デー)
令和5年度のテーマ
「骨活のすすめ」
「自分のからだと向き合う、適正体重の大切さ」
骨活のすすめ
「骨粗しょう症」と聞くと高齢者がなる病気だと思う方も多いかもしれませんが、実は若い女性であっても、栄養不足、月経不順、運動不足などによって、骨密度が低下して骨粗しょう症を発症したり、骨折してしまう可能性もあります。
骨粗しょう症の予防には、バランスの良い食事や適度な運動が効果的です。
骨を丈夫にするためにはカルシウムの摂取が大切ですが、他にカルシウムの吸収を促進するビタミンD、骨へのカルシウムの取り込みを助けるビタミンKなど、様々な栄養素も必要です。エネルギーと栄養素を過不足なく、バランスよくとることが大切です。また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、紫外線を浴びることで体内でつくられます。
運動については、骨は負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になり強くなります。そのため、 散歩したり、なるべく階段を使ったりするなど、日常生活のなかでできるだけ運動をするようにしましょう。
▼多気町では、40~69歳の女性の方を対象に骨粗しょう症予防検診を実施しています。詳細はこちらをご確認ください。
▼予防のための取り組みについて、詳しくはこちらをご覧ください。
- 厚生労働省eヘルスネット「骨粗鬆症の予防のための食生活」
- 厚生労働省eヘルスネット「骨粗鬆症予防のための運動 -骨に刺激が加わる運動を」
自分のからだと向き合う、適正体重の大切さ
ご自分の体型について、どのように感じていますか?
国際的に、太っている・やせているの度合いは、BMIと呼ばれる指標で判断します。BMIはボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。
日本肥満学会では、BMIが22を適正体重(標準体重)としており、統計的に最も病気になりにくい体重とされています。25以上を肥満、18.5未満を低体重としています。
自分の肥満度・やせ度合いを計算してみましょう。
BMIの計算方法は、体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))です。
(例)身長160cm、体重60kgの場合のBMI:60kg×(1.6m×1.6m)=23.4
また、自分の適正体重はどれくらいかを知る計算方法は、身長(m)×身長(m)×22です。
(例)身長160cmの場合の標準体重:1.6m×1.6m×22=56.3kg
現在の体重が標準体重より少ない場合は、食事をきちんと取ることを意識しましょう。多い場合でも、無理なダイエットは禁物です。
▼日本医師会のホームページから、自分のBMIや適正体重を計算してみましょう。
https://www.med.or.jp/forest/health/eat/11.html
「やせ」に気を付けて
やせている方が素敵に見えるかもしれませんが、実は「やせ」は身体にとって大きな影響を及ぼしてしまいます。
例えば・・・
- 栄養不足による貧血、疲れやすい
- 風邪などの感染症になりやすい
- 身体の成長への影響
- 月経不順
- 低出生体重児出産のリスク
さらに、やせのまま年齢を重ねると、筋肉量の低下によるサルコペニア(筋肉減少症)、骨量の低下による骨粗しょう症になる危険があり、転倒・骨折から要介護へつながる恐れもあります。
BMIが「やせ」であった方は、自分の身体のため、バランスの良い食事や適度な運動を行い、健康的な体型を目指しましょう。
参考
- 厚生労働省ホームページ 「女性の健康づくり」
- 厚生労働省「女性の健康推進室ヘルスラボ」
- 厚生労働省 スマートライフプロジェクト 「骨活のすすめ」
- 厚生労働省 スマートライフプロジェクト 「すこやかなカラダのためにできること」(適正体重の大切さ)
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉課 健康増進係
電話: 0598-38-1114 ファックス: 0598-38-1140
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更新日:2024年02月28日