多気郷土資料館企画展のお知らせ
立梅用水通水200年記念 ふるさとの農業用水
日本で米作りが始まったのは今から約3000年前ともいわれています。江戸時代までの日本では、お金の代わりに米が年貢(税)として納められたり、武士の給料として支払われたりするなど、社会において重要な役割を果たしていました。それゆえ、米作りに欠かせない水の確保は村人たちの、また藩の死活問題でありました。
立梅用水は、櫛田川から取水し、自然勾配を利用して、波多瀬から片野、朝柄、古江をへて、丹生まで水を送る全長約28キロメートルの農業用水で、丹生村の地士、西村彦左衛門らの尽力により、新田開発に力を入れていた紀州藩の直営事業として開削され、文政6(1823)年に完成しました。
それから今年200年を迎えるのを記念し、この企画展では立梅用水をはじめとする町内の用水路や五桂池、小寺池等の溜池にスポットを当て、農業用水の利用という観点から郷土の歩みを紹介します。

丹生邨新溝洫細図(立梅用水の絵図)

五桂池開起覚 五桂区所蔵
寺谷池普請之図 三井丹丘画
展示期間
令和5年4月12日(水曜日)~6月18日(日曜日)
場所
多気町多気郷土資料館(多気町相可1620 多気郡教育会館1階)
開館時間
午前9時から午後4時まで
休館日
月曜・祝日
入館料
無料
お問い合わせ先
多気郷土資料館 0598-38-1132
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更新日:2023年04月01日