宮川流域ルネッサンス

更新日:2023年02月27日

一級河川を対象とした国土交通省の水質調査で、何度も日本一になるなど、全国有数の清流として知られている宮川。
多気町は、住民、企業、行政が共同して、地域の豊かな自然、歴史・文化を保全・再生しながら地域の活性化を図り、宮川と共に生きること を目的に、流域市町・県とともに、取組を進めています。

宮川・宮川流域の概要

宮川について

宮川は、日本有数の多雨地帯である大台山系を源流とし、大内山川などの支流と合流して、伊勢湾に注いでいます。延長は約91km、流域面積は920km2に及ぶ三重県を流れる中では最大の河川です。これまで、一級河川を対象とした国土交通省(旧・建設省)の水質調査で、水質が最も良好な河川になるなど、全国有数の清流として知られています。

宮川の歴史

宮川は古くは、「大川」や「度会の河」「五十鈴の河」など、さまざまな名前で呼ばれていました。「豊受宮(外宮)の禊川」が縮まって「豊宮川」、さらに縮まって「宮川」となったと言われています。
このことからもわかるように、宮川は、伊勢神宮がご鎮座する「聖地」伊勢と俗界の境界でした。時の権力者の力も伊勢までは及ばず、豊臣秀吉も伊勢では「太閤検地」を行いませんでした。
また、伊勢を訪れる旅人は宮川で禊をしてケガレを祓ってから、神宮へ参拝する習わしだったということです。

豊かな自然の舞台

源流部の大杉谷をはじめとする豊かな自然に恵まれた宮川流域は、その一部が吉野熊野国立公園、伊勢志摩国立公園、奥伊勢宮川峡県立自然公園に指定され、オオダイガハラサンショウウオなど、貴重な生き物が生息しています。
宮川の上流部は、大量の水が固い岩盤を削ったことによる、川底が深い地形をしています。そのことから、田畑を潤す水を安定的に得ることが困難だったため、大台町では水田よりも茶やシイタケの栽培が盛んに行われるようになりました。
また、世界的にも有名な松阪牛は、主に櫛田川と宮川の流域で飼育されています。

宮川流域地域へのアクセス

宮川の位置

宮川の位置

 

宮川流域地域へのアクセス方法

自家用車でお越しになる場合

自家用車でお越しになる場合

自家用車でお越しなる場合2

公共交通機関を利用してお越しになる場合

公共交通機関

公共交通機関2

流域での連携について

宮川流域ルネッサンス協議会について

協議会概要

・目的

    住民・企業・行政が協働して、宮川流域の豊かな自然・歴史・文化を保全・再生しながら地域の活性化を図り、宮川とともに生きることを目的としています。

・設立

    平成12年6月9日

・構成団体

    流域7市町(伊勢市、多気町、大台町、玉城町、大紀町、度会町、明和町)、三重県

宮川流域ルネッサンス事業のはじまり

平成3年に宮川が清流日本一に選ばれたことから、宮川流域内において川を守る機運が高まり、旧宮川村の呼びかけにより、平成9年1月に宮川流域の14市町村(当時)により、「宮川と共に生きる会」が設立されました。
また、平成12年には「宮川と共に生きる会」を発展的に解消し、宮川流域の市町村に加え三重県と国が参画し、「宮川と共に生き、住民・企業・行政が協働して、宮川流域の豊かな自然、歴史、文化を保存・再生しながら地域の活性化を図り、魅力ある地域を築く」ことを目的に「宮川流域ルネッサンス協議会」を設立しました。

 

宮川流域宣言

宮川流域7市町と三重県は、平成23年に「宮川流域宣言」を行っており、現在もこれを継承し、宮川流域宣言に基づいた取組を実施しています。

宮川流域宣言

宮川は、大台ヶ原を源に湧き出した清らかな水のせせらぎに始まり、多くの支流が集まり大河となり、伊勢湾に注いでいます。
悠久の歴史を刻む宮川は、流域の先人が育ん できた文化・産業・経済の礎であり、私たちの貴重な財産であるとの認識を持ち、将来にわたり美しく豊かな川として守り続けなければなりません。

1 水      健全な水循環の構築
私たちは、宮川の流れを豊かで清らかに甦らせ、流域の人々の記憶に残る流れの再生に向け、自然環境を育み、持続可能な地域社会を支える望ましい水循環のしくみを構築し ていきます。
2 森林      豊かな自然の保全・再生
私たちは、宮川流域の森林、渓谷、干潟など豊かな自然を保全・再生し、後世に継承していきます。
3 地域      魅力ある流域づくり
私たちは、宮川流域に存在する歴史・文化を 継承・発展させ、自然環境 と調和した魅力ある流域づくりを目指します。

私たちは協力・協働して美しい宮川を守り、流域の住民が誇りうるふるさとをつくることを決意し、ここに宣言します。

平成23年3月28日
         伊勢市長  鈴木 健一
         多気町長  久保 行央
         明和町長  中井 幸充
         大台町長  尾上 武義
         玉城町長  辻村 修一
         度会町長  中村 順一
         大紀町長  谷口 友見
         三重県知事  野呂 昭彦

 

流域市町、県の取組、イベント情報の問い合わせ

この記事に関するお問い合わせ先

企画調整課 地域政策係

電話:0598-38-1124 ファックス: 0598-38-1140

メールアドレス:kikaku@town.mie-taki.lg.jp

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