多気郷土資料館企画展(冬季)のお知らせ
民具ッドデザイン―昔のくらしに学ぶ―
民芸運動の提唱者、柳宗悦は著書『手仕事の日本』の中で「美と用とは叛くものではありません。用と結ばれる美の価値は非常に大きいのであります。」と述べています。彼が日常品に見出したのは実用性と美しさが結びついた「用の美」でした。
同著によれば、実用品を作る際に材料の性質や手法等の制約を受けることは自然の理にかなうことであり、それゆえに無名の作り手たちが生み出した日常雑器は、自力で美を創造しようとする作家個人の意識を超えた「他力の美しさ」を備えているということです。
日々のくらしの中で使われてきた道具には、このような「用の美」、機能と形態の美しさが調和した優れたデザインが見られます。
この展示では、先人たちの知恵や工夫が込められ、くらしを便利に豊かにしたグッドデザインを昔の道具に探り、今のくらしを見直すヒントを学びます。

企画展のポスター
七つ鉢(入子)
銀秤
箕
展示期間
令和7年1月15日(水曜日)~3月16日(日曜日)
場所
多気町多気郷土資料館(多気町相可1620 多気郡教育会館1階)
開館時間
午前9時から午後4時まで
休館日
月曜・祝日
入館料
無料
お問い合わせ先
多気郷土資料館 0598-38-1132
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更新日:2024年12月28日