子宮頸がん予防ワクチンの接種について

更新日:2024年06月29日

キャッチアップ接種の期限が迫っています!

平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性で、HPVワクチンの接種を3回受けていない方を対象に、キャッチアップ接種を令和7年3月末まで実施しています。

接種を希望する方は、1回目を令和6年9月までに接種してください。

3回の接種を完了するまでに約6カ月かかります。

(接種は強制ではありません。)

 

子宮頸がんとHPVワクチンについて

○子宮頸がんは、子宮の出口に近い部分にできるがんです。

日本では毎年約1.1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年約2,900人の女性が亡くなっています。30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう人も、1年間に約1,000人います。

○子宮頸がんのほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因で生じます。

HPVには200種類以上のタイプがあり、子宮頸がんの原因となるタイプが少なくとも15種類あることがわかっています。

HPVは、性交渉などにより、女性の多くが一生に一度は感染するといわれるウイルスです。

感染しても、ほとんどの人ではウイルスが自然に消えますが、一部の人で持続感染し、がんになってしまうことがあります。

○HPV ワクチンを接種することで、特に子宮頸がんをおこしやすい種類のHPVへの感染を防ぎます。

HPVワクチンのサーバリックス(2価)およびガーダシル(4価)は、特に子宮頸がんを起こしやすいHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。シルガード(9価)は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の5種類の感染を防ぐため、子宮頸がんの80~90%を防ぎます。

○ワクチンは、すでに感染しているHPVを排除することはできません。また、すべての子宮頸がんを防ぐことはできないので、子宮頸がん検診を受けることも忘れてはいけません。

 

積極的勧奨の再開について

○HPVワクチンは、平成25年から定期予防接種となりましたが、平成25年6月、ワクチンとの因果関係は不明ながら、持続的な痛みを訴える等の副反応が報告されたことから、一時的に積極的な勧奨を差し控えることとされました。

○その後、国で継続的に議論が行われ、最新の知見を踏まえ、改めて子宮頸がん予防ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことにより、令和3年11月26日に発出された通知にて、積極的勧奨を差し控えている状態については、終了となりました。

○積極的勧奨を再開することになりましたが、HPVワクチンの接種は強制ではありません。ワクチンの効果と副反応のリスクを十分に理解した上でご判断いただきますよう、お願いいたします。(関連リンクをご覧ください。)

 

定期接種の対象について

定期接種の対象には、通常の定期接種対象と、キャッチアップ接種対象の2種類があります。

どちらも費用は無料です。

 

年齢 対象の種類
小学6年生~高校1年生 通常の定期接種
平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれ キャッチアップ接種

 

※キャッチアップ接種とは・・・HPVワクチンの接種を個別にお勧めする取組が差し控えられていた間に、定期接種の対象であった方々の中には、ワクチンの接種の機会を逃した方がいます。こうした方に、公平な接種機会を確保する観点から、あらためて「キャッチアップ接種」として接種の機会が提供されています。

 

通常の定期接種

対象者

接種日において多気町に住民登録がある、小学6年生から高校1年生相当の女子

(望ましい時期は中学1年生の間)

 

接種可能期間

高校1年生の間まで

※ 平成18年度・平成19年度生まれの女子は、高校1年生を過ぎた場合はキャッチアップ接種の対象となりますので、令和7年3月31日まで接種できます。

 

 

予診票の送付について

中学1年生の方に、4月に予診票等を送付しました。

 

すでに受けた方に通知が届いた場合は、行き違いのためご了承ください。

紛失等で手元にない場合は、健康福祉課にお問い合わせください。

その他

ワクチンの種類や接種スケジュール等については、下記のパンフレットをご覧ください。

小学6年生~高校1年生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)(PDFファイル:2.8MB)

 

キャッチアップ接種

HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、定期接種の特例として接種が可能となります。

 

対象者

接種日において多気町に住民登録がある、平成9年度~平成19年度生まれの女子

(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれ)

 

接種可能期間

令和7年3月31日まで

※接種は合計3回で、完了するまでに約6か月間かかります。

令和7年3月末までに完了するためには、少なくとも令和7年9月中に1回目を接種する必要があります。

 

予診票の送付について

平成9年度~平成17年度生まれの方:令和4年7月

平成18年度生まれの方:令和4年5月

平成19年度生まれの方:令和5年4月

に、予診票を送付しました。

この通知は、各発送時点で多気町に住民登録があり、予防接種を受けていないと思われる方に送付しています。

紛失・転入等で手元にない場合は、健康福祉課にお問い合わせください。

その他

ワクチンの種類や接種間隔等については下記のパンフレットをご覧ください。

【平成9年度生まれ~平成19年度生まれ】までの女性へ HPVワクチンの接種を逃した方に接種の機会をご提供します

【平成9年度生まれ~平成19年度生まれ】までの女性へ HPVワクチンの接種を逃した方に接種の機会をご提供します(PDFファイル:2.2MB)

 

キャッチアップ接種の対象者で、すでに自費で接種した方

こちらのページをご覧ください。

 

 

ワクチン接種時の流れ

接種時の持ち物

  • 多気町から配布された予診票
  • 保険証、マイナンバーカードなど住所を証明するもの
  • 母子健康手帳

 

接種の流れ

医療機関に事前に、直接予約をしてください。

予診票を記入し、上記の持ち物を持って、医療機関で接種してください。

 

令和6年度 子宮頸がん予防ワクチン接種可能医療機関一覧(PDFファイル:103.7KB)

 

 

 

20歳からは子宮頸がん検診を受診しましょう

ワクチンでは全てのヒトパピローマウイルスによる感染を予防することはできません。
20歳を過ぎたら、定期的に子宮頸がん検診を受けましょう!

定期的な子宮頸がん検診により、がんになる前の細胞(前がん病変)や、治療可能な早期のがんを見つけることができます。

がん検診について、詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉課 健康増進係

電話: 0598-38-1114 ファックス: 0598-38-1140​​​​​​​

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