たき暮らしをはじめる前に…

更新日:2021年03月29日

たき暮らし5か条

自然豊かな場所への移住に思いを馳せるのは楽しいものですが、都市部での生活と勝手が違うこともたくさんあります。下記の5か条をご参考にしていただき、たき暮らしを考えてみませんか。

第1条 地域の方に会ったら、まず「こんにちは」を忘れずに!

地域はそこに住む方々が協力し、支え合って暮らしている場所です。そしてみんな知り合いです。その中で一緒になって暮らすにはそれなりのマナーがあります。第一の基本は「あいさつ」をすることです。貴方も初めて会う方でしょうが、地域の方々にとっても、貴方は初めて会う方です。見慣れない人は地域で目立つものです。常に誰かに見られていることを弁え、「あいさつ」は人間関係構築の第一歩です。いつも、元気よく、地域の方より先に「あいさつ」することを心掛けてください。

第2条 物件探しは実際に地域に足を運んで、何度でも!

移住に関心はあっても、仕事や他の用事でなかなか時間が取れない、現地まで遠方のため気軽に行けない、さまざまなご事情があるのはお察しします。でも、物件の良しあしももちろん大事ですが、空き家と言えど、物件は地域の一部、住む人は地域の一員です。何度でも地域にお越しいただくことで、その地域の四季の移り変わりや、地域の方々の営みなど、発見もたくさんありますし、何より徐々にでも地域の中での知り合いができるでしょう。地域の中に知り合いができれば、思いがけない情報をもらえたり、困った時に相談できることだってあります。移住前から地域の方々と顔の見える関係づくりをすることこそ、移住の近道なのかもしれません。

第3条 地域の活動には積極的に参加を!

郷に入れば郷に従うという言葉があります。地域には濃厚な人間関係があります。そして、地域で暮らすには昔からある慣習やしきたりに従うことが求められます。これは地域を住みよく守るための地域の方々の長年の知恵と言えます。出合(各種共同作業)や冠婚葬祭の手伝い、寄合(集会)、消防団やPTA等々、その活動はさまざまです。また区費・組費(自治会費)や行事毎の集金等、地域独自の習わしがあります。時に不合理と思われることもあるかもしれませんが、反発するのではなく、受け入れる寛容さが大切です。

第4条 地域のペースに合わせる!

移住先で「畑をつくって自給自足したい」「自然に優しい農法がしたい」「自分の技術を生かしてお店を開きたい」など、さまざまな夢を描かれる方もおられるでしょう。しかし、いくら願っても地域では「やりたいこと」と「できること」は必ずしも一致しないことがあります。あまり性急に夢の実現に動きすぎると地域の方々はそのスピードについていけず、気が付けば地域で孤立しかねません。移住先での夢を実現するためには、地域のペースを尊重し、まずは地域の方々にその夢を語ってください。そして、その夢を地域の方々と共有できるよう努めてください。地域の方々の応援が得られれば、きっと夢の実現に近づくはずです。

第5条 農業は大変です!

地域での暮らしの魅力のひとつに、都市部での生活ではできなかった家庭菜園をはじめ、手作りの安心で安全な野菜等を栽培したいとお考えの方も多いでしょう。いろいろな作物を栽培したい、田んぼや山の仕事もしてみたい等、いろんなことをしてみたいというお気持ちはわかりますが、まずは無理なくできる範囲から始めることが大切です。ただし、地域によっては猿、鹿、猪等による農作物への被害が大変深刻となってきています。また、その土地にあった作物や、栽培方法もありますので、地域の方々にいろいろ教えてもらうといいでしょう。地域には、その地域ごとに、長年にわたり農を実践されておられる方が多くみえます。農を通じたコミュニケーションはきっと、その後の暮らしを快適にしてくれるでしょう。

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