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平成30年度 全国学力・学習状況調査の結果について

[2018年10月17日]

ID:1274

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平成30年度 全国学力・学習状況調査の結果について

多気町 平成30年度 全国学力・学習状況調査の結果について

 本年4月17日に、小学校第6学年および中学校第3学年を対象に実施された「全国学力・学習状況調査」の結果概要について、当町の児童生徒の学力の定着状況、学習状況、生活習慣等の分析結果や今後の取り組みについて、以下の通りまとめました。

 なお、「全国学力・学習状況調査」は、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる目的で実施されています。さらに、そのような取り組みを通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立することを目的としています。

調査により測定できるのは学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面であることも考慮しながら、今後の当町の教育の一層の充実を図ってまいります。

1.調査概要

(1)実施日 平成30年4月17日(火)

(2)調査実施人数

  ・多気町立小学校第6学年の児童 153人

    ・多気町立および多気町松阪市学校組合立中学校第3学年の生徒 165人

(3)実施内容

  (1) 教科に関する調査(国語、算数・数学)A:知識・技能 B:活用

  (2) 生活習慣や学習習慣等に関する質問紙調査

2. 調査結果

(1)教科に関する調査結果

本年度の多気町の子どもたちの平均正答率は、小学校6年生では、国語A問題は全国平均正答率と同水準、国語B問題は2.7ポイント、算数A問題・B問題はともに1.5ポイント下回っています。理科については全国平均正答率よりも0.7ポイント上回っています。こうした結果から、小学校児童の学力状況は、おおむね全国平均とほぼ同水準にあるといえます。

また、中学校3年生では、すべての教科で、1.8ポイントから4.9ポイント、全国平均正答率を上回っています。こうした結果から、中学校生徒の学力状況は、全国平均を大きく上回る状況にあると言えます。

調査結果から明らかになった全国比からみる、各教科の強み・弱みと考えられる項目のうち、主なものは次の通りです。

 

■各教科の主たる強み・弱み
【小学校】

   強 み (正答率80%以上かつ全国平均正答率以上)

   弱 み (正答率50%未満)

国語

・日常生活で使われている慣用句の意味を理解し、使うことができる。

・学年別漢字配当表に示されている漢字を文の中で正しく使うことができる。(設備・消毒)

・文の中における主語と述語との関係などに注意して、文を正しく書くことに課題がある。

・学年別漢字配当表に示されている漢字を文の中で正しく使うことに課題がある。(積極的)

・話し手の意図を捉えながら聴き、自分の意見と比べるなどして考えをまとめることに課題がある。

・目的や意図に応じ、内容の中心を明確にして、詳しく書くことに課題がある。

・目的に応じて、複数の本や文章などを選んで読むことに課題がある。

・目的に応じて、文章の内容を的確に押さえ、自分の考えを明確にしながら読むことに課題がある。

算数

・180度の角の大きさを理解している。

・小数の除法の意味についての理解に課題がある。

・単位量当たりの大きさを求める除法の式と商の意味についての理解に課題がある。

・円周率の意味の理解に課題がある。

・示された考え方を解釈し、ほかの数値の場合を表に整理し、条件に合う時間を判断することに課題がある。

・メモの情報とグラフを関連付け、総数や変化に着目していることを解釈し、それを記述することに課題がある。

・棒グラフと帯グラフから読み取ることができることを、適切に判断することに課題がある。

・折り紙の枚数が100枚あればたりる理由を、示された数量を関連付け根拠を明確にして記述することに課題がある。

理科

・骨と骨のつなぎ目について、科学的な言葉や概念を理解している。

・より妥当な考えをつくりだすために、実験結果をもとに分析して考察し、その内容を記述することに課題がある。

・電流の流れ方について,予想が確かめられた場合に得られる結果を見通して実験を構想することに課題がある。

・太陽の1日の位置の変化と光電池に生じる電流の変化の関係を目的に合ったものづくりに適用することに課題がある。

・物を水に溶かしても全体の重さは変わらないことを食塩を溶かして体積が増えた食塩水に適用することに課題がある。

・実験結果から言えることだけに言及した内容に改善し,その内容を記述することに課題がある。

【中学校】

   強 み(正答率80%以上かつ全国平均正答率以上)

   弱 み(正答率50%未満)

国語

・話の論理的な構成や展開などに注意して聞くことができる。

・書こうとする事柄のまとまりや順序を考えて文章を構成することができる。

・文脈の中における語句の意味を理解している。

・場面の展開や登場人物の描写に注意して読み,内容を理解している。

・段落相互の関係に注意し,読みやすく分かりやすい文章にすることができる。

・段落が文章全体の中で果たす役割を捉え,内容の理解に役立てることができる。

・語句の辞書的な意味を踏まえて文脈上の意味を捉えることができる。

・接続詞の働きについて理解している。

・文脈に即して漢字を正しく読むことができる。

・語句の意味を理解し、文脈の中で適切に使うことができる。

・慣用句の意味を理解している。

・古典の文章と現代語訳とを対応させて内容を捉えることができる。

・古典に表れたものの見方や考え方を理解している。

・質問の意図を捉えることができている。

・話の展開に注意して聞き,必要に応じて質問することができる。

・場面の展開や登場人物の描写に注意して読み,内容を理解することができる。

・文脈に即して漢字を正しく書くことに課題がある。(先制点を許す)

・語句の意味を理解し,文脈の中で適切に使うことに課題がある。(せきを切ったように)

・目的に応じて文の成分の順序や照応,構成を考えて適切な文を書くことに課題がある。

・文章とグラフとの関係を考えながら内容を捉えることに課題がある。

・目的に応じて文章を読み,内容を整理して書くことに課題がある。

・相手に的確に伝わるように,あらすじを捉えて書くことに課題がある。

数学

・数直線上に示された負の整数を読み取ることができる。

・単項式どうしの除法の計算ができる。

・文字式に数を代入して式の値を求めることができる。

・簡単な連立二元一次方程式を解くことができる。

・着目する必要がある数量を見いだし,その数量に着目し,連立二元一次方程式をつくることができる。

・半円を,その直径を軸として回転させると,球が構成されることを理解している。

・見取図,投影図から空間図形を読み取ることができる。

・三角形の外角とそれと隣り合わない2つの内角の和の関係を理解している。

・多角形の内角の和の性質を理解している。

・長方形やひし形が平行四辺形の特別な形であることを理解している。

・与えられた資料から中央値を求めることができる。

・問題場面における考察の対象を明確に捉えることができる。

・グラフから必要な情報を読み取り,事象を数学的に解釈することができる。

・証明の必要性と意味を理解に課題がある。

・一次関数 y=ax+b について,xの値の増加に伴う yの増加量を求めることに課題がある。

・一次関数の意味を理解に課題がある。

・不確定な事象の起こりやすさの傾向を捉え,判断の理由を説明することに課題がある。

・事象を数学的に解釈し,問題解決の方法を数学的に説明することに課題がある。

・与えられた情報から必要な情報を選択し,的確に処理することに課題がある。

・数学的な表現を用いて説明することに課題がある。

理科

・無脊椎動物と軟体動物の体のつくりの特徴に関する知識を活用できる 。

・「アサリが出した砂の質量は明るさに関係しているとはいえない」と考察した理由を指摘できる。

・実験の結果を示した表から電流の値を読み取ることができる。

・豆電球と豆電球型のLEDの点灯の様子と電力との関係を指摘できる。

・緊急地震速報を受け取ってからS波による揺れが始まるまでの時間が最も長い観測地点を指摘できる。

・初期微動継続時間の長さと震源からの距離の関係の知識と音の速さに関する知識を活用できる。

・アルミニウムの原子の記号の表し方についての知識を身に付けている。

・植物の葉などから水蒸気が出る働きが蒸散であるという知識を身に付けている。

・炎の色と金網に付くススの量を調べる実験を計画する際に,「変えない条件」を指摘することに課題がある。

・植物を入れた容器の中の湿度が高くなる蒸散以外の原因を指摘することに課題がある。

(2)生活習慣や学習環境等についての児童生徒質問紙調査結果

  調査結果から明らかになった全国比からみる、強み・弱みと考えられる項目のうち、主なものは次の通りです。

【小学校】

   強 み(全国比を10ポイント程度以上、上回る)

   弱  み(全国比を5ポイント程度以上、下回る)

・自分で計画を立てて勉強をしている。

・今住んでいる地域の行事に参加している。

・地域社会などでボランティア活動に参加したことがある。

・授業で,自分の考えを発表する機会では,自分の考えがうまく伝わるよう,資料や文章,話の組み立てなどを工夫して発表することに課題がある。

・地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることに課題がある。

【中学校】

   強 み(全国比を10ポイント程度以上、上回る)

   弱 み(全国比を5ポイント程度以上、下回る)

・自分で計画を立てて勉強をしている。

・自分には,よいところがあると思う。

・先生は,あなたのよいところを認めてくれていると思う。

・授業では,課題の解決に向けて,自分で考え,自分から取り組んでいたと思う。

・授業で,自分の考えを発表する機会では,自分の考えがうまく伝わるよう,資料や文章,話の組み立てなどを工夫して発表していたと思う。

・学級の友達との間で(生徒間で)話し合う活動を通じて,自分の考えを深めたり,広げたりすることができている。

・数学の勉強が好きである。

・数学の授業の内容はよくわかる。

・家の人と学校での出来事について話をする。

・授業や課外活動で地域のことを調べたり,地域の人と関わったりする機会があったと思う。

・今住んでいる地域の行事に参加している。

・地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がある。

・地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることがある。

(3)学校質問紙調査結果

  調査結果から明らかになった全国比からみる、強み・弱みと考えられる項目のうち、主なものは次の通りです。
【調査結果】

強 み

・保護者に対して児童(生徒)の家庭学習を促すような働きかけを行った。

・家庭学習の課題の与え方について,校内の教職員で共通理解を図った。

・家庭学習の取組として,調べたり文章を書いたりしてくる宿題を与えた。

・家庭学習の取組として,児童(生徒)に家庭での学習方法等を具体例を挙げながら教えるようにした。

・学校生活の中で,児童(生徒)一人一人のよい点や可能性を見付け評価する(褒めるなど)取組を行った。

・児童(生徒)は、授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組むことができている。

・児童(生徒)に対して,前年度までに,習得・活用および探究の学習過程を見通した指導方法の改善および工夫を行った。

・算数(数学)の指導として,前年度までに,補充的な学習の指導を行った。

・理科の授業において,前年度に,児童の好奇心や意欲が喚起されるよう,工夫をした。

・保護者や地域の人が学校の美化,登下校の見守り,学習・部活動支援,放課後支援,学校行事の運営などの活動に参加している。

・教育課程の趣旨について,家庭や地域との共有を図る取組を行っている。

・学校として業務改善に取り組んでいる。

・前年度全国学力・学習状況調査の自校の分析結果について,調査対象学年・教科だけではなく,学校全体で教育活動を改善するために活用した。

・前年度全国学力・学習状況調査の自校の結果について,保護者や地域の人たちに対して公表や説明を行った。

・全国学力・学習状況調査の結果を地方公共団体における独自の学力調査の結果と併せて分析し,具体的な教育指導の改善や指導計画等への反映を行った。

弱 み

・算数(数学)の指導として,発展的な学習の指導の実施に課題がある。

・地域学校協働本部やCSなどの仕組みを生かして,保護者や地域の人との協働による活動することに課題がある。

3 今後の取組・改善方策

3 .今後の取組・改善方策 

これまでの取り組みや調査分析結果を踏まえ、次のような取り組みを進めます。

 

(1)学級活動や食育の時間を通し、朝食の必要性を認識させるとともに、健全な食生活を自ら営むことができる知識や態度を養う。

(2)道徳教育、人権教育および体験活動等を通じ、児童生徒の自己肯定感、自己有用感を醸成する。

(3)小学校段階からの児童生徒の家庭、地域、社会とのかかわりを強化する。

(4)授業における新聞の活用の促進を通し、児童生徒が新聞に触れる機会を増やす。

(5)引き続き、自主的な学習習慣の確立を図るとともに、特に小学校段階からの学習習慣の確立を図る。

(6)各学校において、引き続き、すべての児童生徒が、基礎的・基本的な知識・技能を習得できるような授業づくりを進めるとともに、発展的な学習を充実させる。

(7)現在、多気町で行われているペア・グループ学習を中心とした話し合い学習を大切にしながら、「自分の考えを深めたり、広げたりする」活動を意識した授業展開を行う。また、その際、資料や文章、話の組み立てなどを工夫して、さまざまな伝え方ができるようにする。

(8)「主体的・対話的で深い学び」の実現と、多気町学力向上アクションプログラムを踏まえた授業改善を推進する。

○ 各学校において、思考力・判断力・表現力を育む授業づくりを進めること。

 とくに「活用する力」に視点をあて、事象や情報を分析・解釈する力や、理由や方法を根拠を明らかにして記述・説明する力の育成を図る。

○ 自分の思いや考えを「書くこと」を日常化し、「書くこと」に対する児童の苦手意識を払拭させる。

(9)学力向上のPDCAサイクルを一層確立させる。

○ 各学年段階で学習指導要領に基づいた学力が育成できているかどうかを検証する手立てと時期について検討し、年間の教育活動に無理なく位置づけられるようにしていく。 

○ 引き続き、検証結果から学校全体で成果と課題を把握し、日常的な取組につなげる仕組みづくりをすすめる。 (全職員での自校採点、授業改善サイクル支援ネットの活用等) 

(10)学力向上推進委員会において、全国学力・学習状況調査、学力検査の分析結果や学力向上の取り組みの交流を継続するとともに、より有効な内容・方法に改善していく。第2回委員会を10月16日に開催する。また、それぞれの学校においても学力学習状況調査の分析を進める。


 

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